生産管理講座

人的資源管理



人的資源管理


(1) 人的資源管理とは
 従業員の能力の20〜90%は動機づけに左右されると言われている。 人的資源を有効に活用するためには、従業員の持っている能力を大いに発揮できる状況をつくることと、可能性のある能力の開発が重要である。 具体的に言えば、配置と育成である。 そのための組織マネジメントがヒューマン・リソース・マネジメント(人的資源管理;HRM)であり、個を活かすことにより組織は活性化する。

 現在、日本の多くの企業で業績の悪い企業が多い。 その多くの理由は、人事部門が本来の機能を発揮していない。 欧米企業では企業業績が悪化すると、人事部門の担当者がグビを切られる。 日本では、人事担当者が企業経営に責任を持つことなく、ただ単に新しい人事制度を導入すればよいと考えている。 端的に言えば、人の心が金で操れると考えている。

 特に、製造業で業績の悪い会社が多い。 それは工場での人事管理のやり方でを、社内全体に適用しているからである。 コンセンサスを纏めるようなリーダーシップの発揮の仕方や、主体的に仕事に取り組むにはどうしたら良いかを考えてこなかった。 1980年代までは、欧米諸国をキャッチアップすることを目的にしていた。 欧米企業のマネをするだけでよかったから、命令と服従の人事制度でもなんとかやれてこれた。
 しかし、欧米諸国と並んだ現在では、社内のコンセンサスを形成していくリーダーシップの教育も、主体的に仕事に取り組む組織風土を作ることもできない。 人事部門そのものが企業の業績を上げる能力を失った現在、人事部門そのものが命令と服従の人事制度に依存していることになっている危険性がある。

 企業におけるインフォーマル組織は、今から80年以上も昔のホーソン実験で明らかにされている。 企業にとってインフォーマル組織は、プラスにもマイナスにも働く。 しかし、現在の日本企業ではインフォーマル組織はマイナスに機能していることが多い。 本来の人事部門は、インフォーマル組織を含めて、企業業績を上げられる組織に取り組むべきであるが、それができていない。 人事部門を持たない中小企業においても、インフォーマル組織を重視しなければならない。

 人事部門がインフォーマル組織をおざなりにし、人事制度のみを変えるのは理由がある。 多くの業績の悪い企業に典型的に見られる現象が、人事部門と労働組合とのなれあいである。 正確に言えば、なれあいではなく、人事部門と労働組合の自己規律性の喪失である。 人事部門はどのような人事を行なおうとも、人事制度を導入しようとしても労働組合に意見を言われることも、反対されることはない。 一方、労働組合の行事に労働者を参加させるために、人事部門の威光をかさにきることができる。 例えば、事情の良くわからない新入社員は、労働組合の行事に参加しないと人事評価を下げられるのではと心配し、いやいやながら労働組合事業に参加するのである。

 企業は経営理念や長期の経営戦略に基づいて、インフォーマル組織を形成しなければならない。 間違ったインフォーマル組織によって身動きがとれなくなる前に、フォーマルとインフォーマル組織を作り直すとともに、注意していなくてはならない。 人の体と同じように、定期的にフォーマルとインフォーマル組織の健全度を調べなければならない。

 組織は経営環境に適応しながら諸活動を行なうが、その根底に経営理念と長期的経営戦略がある。その主柱に「個の活用」「個の尊重」の考え方が明確に折り込まれていることが大切である。 「人間尊重:人を育て人につくす」「人材は最大の資源である」「人間性を尊重する」「人間本位の経営」などの人間観が、多くの企業の経営理念の中に明記されている。 そして,こうした「個」を大切にする考え方が経営理念の中で示され、実行されいる組織とされていない組織では、いろいろな面で大きな差のあることを指摘している。 たとえば、環境を素早く的確につかみ、それを経営戦略に落とし込み、経営戦略の策定と同時に人事戦略を策定している。 組織の動きにも相違がみられ、全社的に共通する価値観が存在し、従業員が会社を誇りに思っているのに対し、人間観が明確に示されていない企業では、その傾向が少ない。 また、長期的な展望にのっとり能力・個性を尊重する組織運営がなされている。

 このことは、企業が提供する製品やサービスの向こうにいる人を見ているかどうかの違いによるものと推測される。 製品やサービスだけでなく、それらを利用する人たちの満足を考える企業になっている。

 一方、明示されていない企業とは、経営戦略と人的資源管理が別々に行なわれている。 はっきり言えば、人的資源管理が行なわれていない。これらの企業では、成果主義とか年俸制といった手法を導入することが、人事政策の目的となっている。 このように、人間観が経営理念に明確に示されているか否かによって、経営環境の変化に対する感受性、先見性、経営への取組み方、経営戦略策定における人事戦略の位置づけ、組織活動状況、「個の活用」のための諸施策や人材評価などの人事・労務に関する諸制度・施策の設定と運用の仕方などに違いがみられている。 こうしてみると、経営理念に「個」の概念が取り入れられているか否かが、企業の戦略的な動きや具体的な組織マネジメントに大きく影響していることがわかる。 「個」が有効に活用され、開発され、従業員1人ひとりがのびのびと活動できる組織は、業績も上がり、従業員も満足する組織で、それは人的資源管理(HRM;human resource management)がうまく機能している組織である。
 そのHRM型組織(HRMシステムがうまく機能している組織である)をみると、次のような組織である。 期待される企業像は、こうしたHRM型組織であり、その構築のポイントになるのは、従業員各人が組織の期待のもとで自主的・自律的に活動し、自らのキャリア形成を充実しうるように工夫することである。 組織にとって必要なもの、期待するものを明確にし、その上で、いろいろな面で選択可能性を拡大し、従業員自らの責任の上で各人の可能性をできるだけ伸ばせる組織をつくることである。 組織の構成員によって職能が分担される。従業員1人ひとりが担当している仕事の集まりが職位を形成し、職位に割り当てられた仕事の集まりが同一であるか、類似であるか、関連のある場合に、これらをまとめて一つの職務といわれる。 職務は個々人によって遂行されている仕事の総体なのである。

 入社してボディ設計部を希望したところ、内装に配属されたので、室長に『カローラを担当させてください』と直訴しました。 こんな大きな会社で新人が直訴したところでどうなる、と思われるかもしれませんが、トヨタは自分からいえばだいたい希望どおりのことをやらせてくれるんですよ。 会社全体にそういう風土があるんですね。 だから、僕は最初はずっと『カローラ』のボディ設計をやらせてもらいました。(126ページ『トヨタの方式』)
 ローテーションに関しては、トヨタには、『チャレンジローテーション』という制度があります。 長い間同じ部署にいた人が、他部門に変わりたいと自己申告し、変わることができる制度です。(160ページ『トヨタの方式』)
 日本企業が人事管理もしくは、人材開発で大きく誤解していることは、社長の後継者を作る仕事は社長の仕事であることである。 洋の東西を問わず、偉大な経営者になりたくて、後継者作りを行なわず、もしくは優秀な後継者を潰してしまう例が多くある。 社長の後継者を育成する仕事は、社員つまり人事部門の仕事ではないのである。 このことを十分理解せず、次期社長を人事部門と相談して決める企業が少なからず見受けられる。 その結果、人事部門の社内での台頭を許し、社長に抜擢された人は少なからず人事部門に恩義を感じてしまう。 人事部門は、会社にとって一番良い人物を選ぶ能力もなく、人事部門にとって都合の良い人物を推薦するだけである。 このことによって、凡庸な人物が社長になり、偉大な経営者を目指し、更に凡庸な人物を社長にする悪弊に陥ってしまう。

 一時期、メンター制度などと呼ばれて、社長が直接社員育成に携わった時期があった。 人事部門の謀略としか言えない制度であった。 社長が自分の後継者を育成して、それでも余力があれば社員教育をすれば良いが、それができていない時点で社員教育をすれば良い。

 最近、ワークバランスを提唱する人たちがいる。 ひとつの面が残業を減らし、仕事時間と余暇時間のバランスをとることによって、仕事の生産性を上げることができるという主張である。 大企業の一部の部門では残業枠を確保することが、利権のようになっている部門もある。 その一方で、残業規制を多くするとサービス残業として厚生労働省から指摘を受けることになる。 大企業の残業が減らなければ、大企業相手に仕事をしている中小企業の残業も減らないことになる。 そのような中で、効率を上げて残業を減らすのは至難の技です。

 もうひとつの面が、共働きが増え、男女共同参画社会の実現という理念です。 男性にも子育てをしてもらい、女性の社会進出を助けてもらいたいという理念です。 古くはホンダのステップワゴンの「子供といっしょにどこ行こう」のテレビCMのキャツチフレーズーです。 最近では、ホンダのタントのCMです。 両方とも、子育てをしないと出てこない発想です。 仕事時間を減らして、余暇の時間に多くのことを経験することによって、それを仕事に活かすことができます。 それによって、仕事の効率を上げることができると主張しています。

 私個人的な考えでは、ワークバランスは会社の外で色々なことをして、その経験を仕事に活かすことによって、仕事の質が変わってくると考えます。 仕事の質の転換によって、残業時間も減らせると考えています。 逆に言えば、仕事の質の転換なくして、残業時間も減らないと思います。
 特に、製造業ではいろいろな発想できれば、商品に幅が出てきて、経営にもプラスになると考えられます。 しかし現実は、工場長の保身のために、安全管理中心で社員の同質化を進めているのは残念なことです。


労働意欲管理


 労働意欲管理とはこれを定義的にいえば、「部下が一定の仕事を積極的に遂行しようとする意欲を持つようにするための、一連の計画的、科学的施策である」といえよう。 現代労務管理の第一目標は労働生産性の向上であり、その労働生産性の大きさを規定する有力な一因子が労働意欲の大きさである。 したがって、この労働意欲を大きくするための労働意欲管理は、労働管理の中で重要な役割を担っている。 労働管理研究は、1940年代の人間関係研究と1960年代からの行動科学研究の成果の導入によって著しい進歩と発展を遂げた。 労働意欲管理も後述するように、そうした流れと関連して形成されている。

(1)科学的管理法(scientific management)の時代
 労働意欲を高めようとする施策は、18世紀末から19世紀前期までの産業革命から、単純出来高払い賃金のようなきわめて素朴な刺激的な施策や、ときとして暴力まで振るう方法で行われている。 我が国でも明治期にはそうであった。それがある程度合理化され、いわゆる「科学的」になりはじめたのは、19世紀末から20世紀初頭にかけてのF.W.テーラーによる「科学的管理法」の一環としてである。 しかし、それでさえも、現在の「労働意欲管理」からみれば、経済的刺激を主としたまことに一面的なものであった。 そこで、現在の「労働意欲管理」の本質を正しく理解するためには、テーラー以降現在にいたるまでの、労働意欲を高めるためにとられてきた諸施策・諸技法の発展過程を、簡単ではあるがひととおり知ることが必要であろう。 テーラーは近代的管理の鼻祖とする見解もある。近代労働管理は“科学的合理主義化”、および“労働三権を認めた労働組合の承認と人間性を尊重する民主主義化”とが2大原理であると考え、その点からみるとテーラーには後者の面が未成熟であった。 人間は生理的欲求や安全・安定の欲求によって合理的に行動する、いわゆる経済人という抽象的な人間把握を行っていた。 テーラーは近代労務管理の先駆者ではあるが、労働管理全体の鼻祖とはいえない。 テーラーの労働意欲向上施策についても同様で、時代の制約もあるが、労働意欲を単に「差別出来高払制」という能率賃金制度によって向上させようとしている。 これは従来の単純出来高制度に比べて、標準を「科学的」に設定した点と、単価の切り下げを行わない点で進歩しているが、労働者を経済人としてしかとらえておらず、その後の“人間性”認め尊重した労働意欲管理に比べて、はるかに初歩的であり、一面的であった。 近代労務管理の起点となった“personal management”(ここでは“近代労務管理”と呼ぶことにする)は、1920年代から30年代前期にかけて形成され、その最大の特徴は、第1に第一次世界大戦を経て労働組合の発展と労働者の人間性尊重を認識したことである。  第2に、それに関連して「産業心理学」が発展し、また20年代後半からは「社会心理学」が形成し始めるなど科学化が進み、近代労務管理がこれを取り入れたことである。 その結果、労働意欲向上としても、第一に能率給はテーラーの「差別出来高制度」に比べて、労働者の人間性を配慮した「最低保証付き」のものになり、第2に能率給以外に「従業員サービス」(personal service)と呼ぶところの労働者の人間的自律を重視した非金銭的な福祉施設、たとえば「快適な工場食堂」や「住宅斡旋サービス」「育英資金貸付制度」、福利施設の労働組合または従業員代表との合同運営などによって、労働者のモラール向上による間接的な労働意欲の向上を図っている。 これは欧米先進諸国に広くみられる。
 テーラーは課業(task)を中心とする管理構造と労使協調の体系を展開した。 テーラーによれば、『高賃金・低労務費』を実現するためには、次の4つの『課業原則』が貫徹されねばならないとした。
  1. 日々の高い課業
  2. 標準的諸条件
  3. 成功した場合の高賃金
  4. 失敗による損失負担

 課業は、『公正なる1日の作業量』を意味し、能率を評価するための基準をなした。

(2) ホーソン実験(Hawthone experiment)
 アメリカのウェスターン・エレクトリック会社のホーソン工場で、ハーバード大学社会心理学教授のエルトン・メイヨーやF.J.レスリスバーガーなどが、1924年から1932年まで4回にわたって、いわゆるホーソン実験を行った。 そして、その結果について30年代末期まで理論化が図られ、“人間関係研究”(human relations* approach)が形を整えた。その成果は、40年代から部分的に労務管理に導入され始め、50年代になると、花盛りというべき新しい時代を迎えることになった。 ホーソン実験とはシカゴのウェスタン・エレクトリック社のホーソン工場で、動機づけの実験を行った。
 ホーソンでの実験が始められたのは電気製品部門の女子組立工の生産性をあげるために、工場の技師が照明度を変えて実験していた時であった。 技術者は、照明を明るくしようが、暗くしようが、もとのままであろうが、実験がなされた各組立部門では、一様に生産性が上がったことに大変驚いた。 メーヨーたちは休止期間や一日の労働時間の長さをかえて実験を続けた。 再び生産は実験内容にかかわらず増えた。研究者たちは偶然にではあるが、動機づけの有力な原則をみつけた。 “責任者が労働者の協力を得ることによって、状況を人間的に堅実な状態に保持しようと努める場合に、チームは誠心誠意かつ自発的に実験に協力したことであった。 そのチームは実験に選ばれたことによって、照明の明るさにかかわらず生産性は上昇したのであった。
 第二の実験は「面接実験」といわれ1928年から1930年にかけて行われた。 この実験は、面接者が従業員と直接面接して従業員が関心を持っていることをかたらせるというものであった。 しかし、この実験も従業員の抱く感情問題を中心として、多くの困難に突き当たった。 ただしこの「面接者」というものが、個人の無用な感情的紛糾の原因を除去できることや、経営にとって客観的価値を持つ情報源である、というような利点を持っていることがわかり、その後の人事管理上の1つの重要な方法になった。
 第3の実験は「バンク捲線観察実験」といわれ1931年から1932年にかけて行われた。 この実験は、捲線、ハンダづけ、検査という3作業集団を対象としての観察実験であった。 この実験の結果、レスリスバーガーの整理によれば各作業集団のうちには、次のような4つの人間感情が存在していることが判明した。  従業員はこのような人間感情を有するものであって、それを無視しては能率を向上しえないということであり、組織にはこのような感情を持つ作業員の自然発生的で非公式な組織(インフォーマル組織)が存在するということであった。 このホーソン工場実験は、人間関係というものに注目し、マネジメントにとってこれを深く理解することが重要であると指摘した。 組織の生産性に最も影響をおよぼす要素は、賃金や労働条件でなく、仕事上で発生する人間関係だということを明らかにした。 インフォーマル組織がマネジメントと一体感を抱く時、生産性が高まることを発見した。

 マネジメントは、しばしばインフォーマル・グループが強力になることを警戒する。 組織には、なんらかの活動、相互作用、感情が必ず存在する。 仕事(活動)は人々に協力(相互作用)を求め、協労を継続せしむるよう人々に満足(感情)を与えるものでなければならない。 仕事上、お互いに作用しあう中で、お互いへの感情が醸成される。 グループ・メンバーの活動と感情は、だんだんとお互いに似通ったものになる傾向があり、そのグループには特定の状況下ではどう振る舞ったら良いかという点について、メンバーの期待なり集団の規範が生じやすい。 インフォーマル組織には、対内的機能と対外的機能が働く。 対内的機能は、集団成員に対して特有の集団基準遵守のためのさまざまな圧力(例えば、社内イジメ等)を加えることがある。 対外的機能は、集団の外から集団にかけられてくるさまざまな干渉に対して集団を守ること、集団の持つ既得権、規範、慣習といったものに影響する様々な変化に抵抗するという活動である。 集団の外に対しては互助会的な働きかけをする。

 インフォーマル・グループが問題となるのは、一般的に生産低下をもたらす可能性を持つからである。 また、変化への計画と実践においてしばしば集団間の葛藤を引き起こし、公式の組織目標に反抗する非公式組織が発生しやすいからである。 このインフォーマル・グループが団結が固く、誰も離反させないようであれば、メンバーを集団の規範に従わせ、逸脱者に対して制裁を加えることは容易である。 例えば、明らかに製品に品質問題があっても、責任を追求される人がいるため、あえて品質問題があることを誰も言わない(未必の故意)こともある。
 強力なインフォーマル組織は有害であることが多いが、対処の仕方によっては必ずしも全てが有害であるわけではない。 勝ち組みと呼ばれている企業は、インフォーマル組織の構造を理解、下記を行うことによって集団間葛藤を防止し、これを十分に活用しているように思える。

  1. マネジメントとして、グループごとの個別目標の達成よりも、全体目標への貢献を強調すべきである。
  2. グループ間の意思疎通、および相互接触の頻度を増すとともに、助け合うグループに報償する制度を作るべきである。
  3. 可能な限り、ローテーション等によって、各部門で働く機会を与え、相互の、そして集団間の問題に共感できるような広い経験の背景を持たせるべきである。

 また、フォーマル組織とインフォーマル組織を問わず、グループを必要以上に競争させないことも重要である。

より調和した組織を作り上げようとして、同じ価値観を持ち、同じ行動様式を持つ時、折り合いもうまくいく傾向にあり、強調もしやすい。 しかし、同類相集まる方式の選考は、創造性や革新の息を止めてしまうことが明らかになっている。

(3) 人間関係(human relations)研究の時代

(4) 組織行動学(Organizational Behavior)の時代
(5)マズローの欲求5段階説
(6)モチベーション衛生理論
(7) マグレガーのX理論・Y理論
(8) 職務充実・職務拡大
(9)期待の理論
 日本的特徴であるTQM、TPMや後で述べる安全管理の小集団活動は、Y理論による労働者の人間性を信じることに基礎が置かれている。 しかし、TQCのように恣意的に成果をコントロールできると錯覚している企業が少なくない。 恣意的な年俸制の導入、成果主義や目標管理によって、X理論に傾いて効果がでない閉塞的な状況に落ち込んでいる。 人間が学習するということは、自発的な意志に頼らざるを得ないのです。 外から統制したり、脅かしたりすることによって、人は仕事をするかもしれないが、成長することはない。 確かに性善説を唱える孟子的人間観は存在し、人間は自分が立てた目標のために働く本性を持っている。 人間を大切にし、人間の持っている素晴らしい可能性に期待するからコーチングは成り立っているのです。

参考ホームページ

参考文献

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生産管理概論, IE(industrialEngineering), トヨタ生産方式, VE/VA, セル生産方式, TOC(制約条件の理論), 品質管理, QCサークルについて, 総合的品質管理(TQM), 統計的品質管理(SQC), ISO9000シリーズについて, ISO14000シリーズについて, シックスシグマ手法について, 自動車の品質問題の変遷について, 設備管理とTPM, レイアウト管理, 生産計画の立て方, 資材手配, 資材手配の実際, 在庫管理, 購買管理, 財務分析, 原価企画, 情報システム, インターネット, 人事管理概論, 人事考課, 人的資源管理, リーダーシップ論, 組織論, ナレッジ・マネジメント, コーチング, 安全管理, Q & A

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