三菱−ヒンドスタン・モータース(Hindustan Motors Limited (HML))(CK Birla Group

1948年に設立、1948年からアンバサッダーを生産開始した。乗用車はAmbassador, ContessaMUVs としてTrekker, Porter, and Pushpak、と RTVを生産していた。三菱自動車と提携して、三菱ランサーをチェンナイ工場で1998年から生産している。

ヒンドスタン・モータースでは、ランサー用の1.5リッターガソリンエンジンとミッションを生産している。ヒンドスタン・モータースはいすゞとも提携していて、ミッションを生産している。そのほか、キロルカスとも機械部品の取引をしている。

生産台数は、ヒンドスタン・モータースの車種も合わせて、年間2万台程度である。20066月からパジェロを販売する。

 

インドにおける三菱自動車の生産台数

 

1999

2000

2001

2002

2003年度

2004年度

ランサー

7,427

8,032

6,528

5,760

(2,642)

(2,060)

出所:三菱自動車ファクトブック

 

・エイチャー

1986年に、三菱自動車はエイチャーとキャンターで技術提携し、現地生産していた。しかし、19943月に契約を終了した。エイチャーは大型トラックのみ生産している。

 

・プレミア・オートモーティブ

マルチ・ウドヨグが登場する1980年代までは、プレミアとヒンドスタン・モータースが市場支配していた。1980年代に、プジョーと合弁会社を設立したが、合弁企業は倒産してしまった。プレミア本体は、機械加工部門を残して生産中止した。

2004年に台湾の中華汽車の技術提携によって、軽商用車ベースのVerycaの生産を開始した。バンタイプはシグマ、トラックはロードスターと名前を付けた。エンジンはヒンドスタン・モーターから供給を受け、2.0リッターディーゼルエンジンを搭載している。

 

 

・マルチ・ウドヨグ−スズキ

乗用車市場においては1982年までインド企業のヒンドスタン・モータース(HM)とプレミアが市場を支配していた。「国民車構想」のもとでスズキとインド政府の合弁で設立されたマルチが小型自動車(800cc)を低価格で供給し始めてから、「マイカー」が都市部で普及し始めるようになった。1980年代において小型車市場はマルチ社によってほぼ独占されていた。

マルチは19812月設立し、198210月スズキと合弁調印し、1983年生産開始した。1990年代に経営方針でもめたが、2002年スズキがマルチの株式の54.2%を取得した。

生産車種は、マルチ800、オムニ(キャリー)、アルト、ジムニー、ベリーサ(エブリィランディ)、ゼン、ワゴン-R、エステーム、バレノ(エリオ)、ビタラ(エスクード)、スイフトである。

2004年9月には、インドで第二番目の四輪車完成会社(ハリアナ州マネサール)を設立することを決定。新会社は「スズキ・マルチ・インディア」(仮称)で、インド子会社「マルチ・ウドヨグ」と合弁で設立し、年間25万台の生産能力をもつ工場を新たに建設する。生産開始は2007年の初頭を予定している。生産能力は、年60万台に引き上げる。また「スズキ」はインドでも高まっているディーゼル・エンジン車の導入を進めるため、「フィアット」と「オペル」との間で、4気筒1.3L用エンジンのライセンス契約を結び、2006年末から製造を始める。

スズキは、日産自動車がヨーロッパで売るための小型車(カテゴリーA)のクルマを、インドで生産するかもしれない。新しく開発した1.2リッターガソリンエンジン車を2008年から生産を始める。

 

・トヨタ−キルロスカ

1997年に現地法人を設立し、1999年からクオリスの生産を、2003年にはカローラの生産を開始した。生産能力は、6万台である。また、カムリも輸入し販売している。2005年にクオリスは、イノーバ(キジャン・イノーバ)にモデルチェンジした。トヨタ自動車99%、キルロスカ1%の出資である。

また、トヨタ自動車とキルロスカの合弁会社である、トヨタ・キルロスカ・オートパーツで変速機生産の生産も20048月に始まった。変速機はインドとタイの自由貿易協定(FTA)で、20049月からタイの輸入関税削減が始まり、2006年にはゼロになることになっている。

同合弁は基幹部品である変速機を年間16万個生産し、タイ向けはもとより、他のアジア諸国、中南米諸国などに「IMV」戦略下で輸出増が見込まれる。キルロスカは1962年にアメリカのカミンズ社とディーゼルエンジンの合弁会社を設立し、インドでディーゼルエンジンの国産化をいち早く手がけた企業であった。

トヨタは1980年代に、小型トラックのダイナの生産を始めたが、合弁会社が大宇自動車に買収され、撤退したことがある。

200491日から、タイ・インドの自由貿易協定(FTA)が発効する。タイ-インドFTAでは食品、家電、機械類をはじめ一部の自動車部品などをアーリーハーベスト(先行自由化)品目に選定。関税は初年度に半額、2年目に25%、3年目以降からは免税となる。関税撤廃は2010年を目標としている。

なお、トヨタはダイハツと共同で2007年に現在の工場の敷地内に新工場を建設し、パッソ/ブーンを年間10万台生産する計画を立てている。パッソ/ブーンは最も販売台数の多いA2 Compactのセグメントに属する。

 

・ホンダ−ホンダ・シェル・カーズ・インディア

1984年からヒーロー・ホンダ・モータースで二輪車の生産を始めた。ホンダ・シェル・カーズ・インディアは199512月に設立され、シティ(フィアット・アリア)の商業生産は199712月に始まった。アコードの生産は、20017月に始まった。2003年には、輸入車としてCR-Vの販売を開始した。現在の年間3万台から、2005年末までに5万台へ引き上げる計画を発表した。2006年から新型シビックの生産を始めた。

現在、生産能力は5万台であるが、2006年末には10万台に引き上げる。新しい小型車の生産を追加し、2010年には生産能力15万台を目指す。

 

・マツダ−サワラジマツダ

1984年にマツダ15.6%、住友商事10.4%で設立された合弁会社で、小型トラックのタイタンを生産している。20058月にマツダは持ち株を住友商事に売却した。2010年に導入が予定されている排ガス規制対応が難しいためである。

住友商事は、いすゞの中型バスの生産を2007年から始める。2007年に100台、2009年に1,000台を計画している。

 

・日産自動車

現在、現地生産していなく、X-トレイルを輸入・販売している。1980年代にマヒンドラ&マヒンドラと小型トラックのアトラスで合弁会社を設立したが、1994年に提携を解消した。

 

Hyundai Motor India Limited (HMIL)

19965月、チェンナイ近郊に会社を設立した。現代自動車100%とした。2004暦年の販売は 215,630 である。年産 150,000 の第二工場を建設し、2007年に40万台の生産能力になる。 Santro(A2セグメント) Getz(A2セグメントプレミアム)Accent(A3セグメント) Elantra(A4セグメント)Sonata(A5セグメント) Terracan(SUV)を生産している。

工場のあるチェンナイ近郊には、インド企業と韓国企業の合弁による、現代自動車のサプライヤー企業約25社が集積している。

 

・GM

GMは前・大宇自動車インドの工場を100%買収する見込み。この工場は、年間85000台の自動車生産能力を持つ。GMでは、買収後インド市場向け小型自動車シボレーの組み立てに活用する方針だが、まだ決まっていない。

 

・フォード

1995年からマヒンドラ&マヒンドラと合弁企業を設立した。出資は85:15で、フォードがマジョリティを持っている。Ikonセダン、FusionEndeavourSUV)を生産している。モンデオは完成車を輸入している。

200511月からフィエスタ(中型車)を生産する。

 

・タタ・モータース

タタ・モータースはトラック・バス製造を主としてきて、常にトラック・バス市場で6割のシェアを保ってきた。1992年から多目的車、1988年から小型乗用車市場に参入した。タタ・モータースが生産するサファリは、生産の50%以上をイギリス・スペイン・ポルトガルに輸出している。小型乗用車のインデカもヨーロッパに輸出する計画である。フィアットとの提携を発表している。

1994年には、タタ・モータースは韓国の大宇自動車のトラック・バス部門を買収し、タタ大宇コマーシャル・ビークルに名称を変更した。

2005年にイギリスのIncat Technologies Inc35.9%を買収した。

 

・マヒンドラ&マヒンドラ

フランスRenault社は、インドMahindra & Mahindra社と「Logan」を生産する合弁会社Mahindra Renault社を設立すると発表した。出資比率はMahindra社が51%、Renault社が49%となる。年間生産能力は5万台。2007年に生産・販売を始める予定。

Mahindra ScorpioSUV)の輸出用のガソリンエンジンをルノーが提供している。

 

・BMW

インド政府は、独BMWの同社初の組立工場建設計画を承認したと発表した。初期投資額は10億ルピー(約25億円)。工場はインド南東部のタミルナド州チェンナイ(旧マドラス)郊外に建設される。生産に必要な部品は海外から輸入するとしている。今年秋に最終認可を取得できれば2006年から『3シリーズ』と『5シリーズ』のセダンを組み立てる」と語った。年1000台程度から段階的に生産を拡大する計画。BMWの100%所有。

VW

南部アンドラ・プラデシュ州での金銭スキャンダルで計画の撤回も懸念されていたVWも、プロジェクトの継続に合意。月内にも同州政府との交渉を再開する。


パキスタン

 

Pak Suzuki Motor Company Ltd.−スズキ

アルト、バレノ、バレノバン、リアナ、メハラン、ポトハー(ジムニー)、ラビピック(キャリートラック)を生産。

 

Indus Motor Company Ltd.−トヨタ、ダイハツ

カローラ、ダイハツクォーレ、ハイラックス(1トンピックアップトラック)を生産。2006年中にもパキスタンで世界戦略車「IMV」の生産・販売を始める。

 

Honda Atlas Cars Pakistan Ltd.−ホンダ

生産車種はシビック、シティ(フィットアリア)。1992年に設立、ホンダの出資比率は51%。現在の年産能力は25000台。年産能力を2006年末までに2倍の5万台へ増強する。設備投資額は約29億円。

 

Ghandhara Nissan Ltd−日産

サニー、トラック、バスを生産。

 

Hinopak Motors Ltd.−日野自動車

日野自動車のトラック・バスを生産。

 

GHANDHARA INDUSTRIES LTD.−いすゞ

いすゞトラック・バスを生産

 

 

Sigma Motors (Pvt) Ltd.−ランドローバー

ランドローバーデフェンダーを生産

Dewan Farooque Motors Ltd.

現代サントロ、Shehzore(小型トラック)、起亜クラッシックNGV、スポーティジを生産。

 

Karakoram MotorsPvtLtd.

中国長安汽車の軽自動車ベーストラック。Gilgit-ダブルキャブトラック、Kalash-トラック

 

Adam Motor Company Ltd.

Revo(乗用車)、Zabardast Jeep(いすゞ2800ccディーゼルエンジンを搭載)、Econo 2トントラック、Super3トントラック

 

VPL Ltd.

ボルボトラック

 

Sind Engineering Ltd.

中国東風汽車トラック・バス

 

MASTER MOTOR CORPORATION LTD.

トラックの生産。