3月10日。道中、本日釣りに来ているであろうジェロニモ氏に電話を入れる。「××でライズしてますよ〜」とのこと。ポイントに到着するとなじみの面々がライズに対峙していた。左岸側でライズを狙っているジェロニモ氏の下流に入らせてもらいミッジピューパでライズを狙う。それまで晴れていた空が曇ってきてやがて雨になった。解禁後一週間も経つとライズも渋くなって来ており、ドリフトに神経を使う。フライの直前まで来てぷいという反応を見せつけられると、やってやろうじゃないのという闘志と、なんで喰ってくれないのという懇願とがないまぜになった複雑な気持ちになる。オチビを一匹釣った後目の前でライズするやや良型に釘付けになるが、雨足が次第に酷くなってきてライズも沈黙。ジェロニモ氏らが昼食に移動したあと一人で粘るが二匹追加するのがやっとだった。4時頃携帯が鳴った。下流のプールを狙いにゆくとのこと。こちらも同行させてもらう。あいかわらずの雨の中少しだけ竿を振るが、何も反応がなく5時になる前に納竿。翌日に期待することにして撤収した。

3月11日。朝一で昨日最後に入ったプールを見に行くが先行者有り。ライズ待ちのF氏御一行とここで遭遇。挨拶して情報交換。上流部に移動途中小次郎氏と携帯で話す。これからライズを狙うとのこと。そちらに移動。F氏らと上から様子をうかがいながら下で釣っている小次郎氏達にチャチャ入れをする。上から見ると水面直下に定位し流下してくるユスリカを捕食しているアマゴが丸見えである。流れてくるフライに対し、猜疑心が強く、興味があるのが少しでも違和感を感じると食わない様子がよく観察できておもしろい。
面白がってばかりではしょうがないので、こちらもライズを求めてあちこち移動する。支流との合流点にやってきた。そこから支流を少しづつ車で移動しながら水面にライズがあるかどうかを見て回る。一箇所ライズしている場所を見つけ、竿を出してみる。時刻は既に午後になっていた。小型のぴちぴちライズはどうやら全てオイカワのようだ。気持ちよい天気で、ま日曜日で人も多いし、今日は魚が釣れなくてもいいかなと弱気になっていたころ、今度はジェロニモ氏から電話。今いる場所から2キロほど上流で盛んにライズをしているらしい。すぐに駆けつけると、ATAの野崎氏をはじめ、いつものメンバー総動員でライズと対峙することになった。比較的浅いが、瀬ともいい難い幅広フラットな流れに多くの魚が定位し、さかんにライズを繰り返している。これらはさんざん叩かれているせいか、超しぶちんである。こちらも数少ないチェイスをものにしようと焦っているためだろう。フッキングが早すぎてすっぽ抜け、掛けても途中でばらすというランディングの失敗を重ねた。それでも粘って二匹ランディング。寒さと凝視で非常に肩がこって、釣りが終わった。

あ。ひとつエピソードを思い出した。途中小次郎氏から上流部の堰堤流れ込みで盛んにライズをしているとの連絡が入りそちらにいってみたが、かなり難しい流れで、撃沈。それでも小次郎氏は岩井渓一郎ばりの超ロングティペットでドラグを回避して良型を掛け、私がそれをネットですくった。シムス兄弟の呼吸はピッタリである(ほんまかいな)。
そろそろコカゲロウを巻かなくっちゃ。