夏期休暇釣行(第二弾?)の巻

8月24日。今日も休暇を取って川へ出かけた。朝の内に本流へ入ってみるが、コイ科の魚がフライを突きに来るだけである。今年買ったウェーダーが浸水のため、二軍落ちしていたウェーダーを急遽一軍登録し本日は使用していたのであるが、これも浸水を始めた。激しい浸水ではないがじゅくじゅくして気持ちが悪い。よって次はあまり水深のないポイントへ移動。木陰でもあるし、イブニングまでの時間調整用である。このポイントへ入って初めて気が付いたが、前回の台風11号はかなりの降雨をもたらせたようで、倒れた草などをみると水位が少なくとも50cmは上がったことを示していた。こんなときは川がリセットされ下流から大物が遡上してきている可能性が高い。しめしめである。しかし何故か釣れるのは10cm前後のチビイワナばっかりである。一匹やっと18cmほどのやつを釣り上げて河川移動。

イブニング用と思っていた場所へは餌師のものと思われる軽四のワゴンが停車中であった。しばし近くで竿を出し時間潰し。しかし一向にワゴン車は移動しそうにない。他にも一名餌師が川に入っているのも目撃した。平日にもかかわらず、みなさん釣りに来てしまうのは水が出た後の川がよく釣れるというセオリーに沿ってなんだろうな。しかたなくあきらめて別の河川に移動である。こっちは時間が掛かる川なので、早めに入渓しないとイブニングぎりぎりのタイミングになってしまう。ややあせりながら川へ入った。

こちらも平水よりも+5cmほど増水していた。しかし期待したほどの反応はない。まあ時間もないので丁寧に探っていないせいもあるかもしれないが午後6時までに25cmを頭に4匹ほど釣り上げた。

今日ははずしたかなと思った。ところがである。水中を動くとんでもなく大きな影を見てしまった。この川で目撃した魚の中では過去最大級である。いつもは水の流れが無くどよんとした水溜まりが、水が流れ込みいいかんじのプールを形成していた。そいつは上流の落ち込みとそのプール下流の開きとの間を30秒に一回くらいの割合で往復し、餌を求めてクルージングしているように見えた。幸いそのプールの下流側右岸から大きな樹木がはえており私はそいつに悟られない位置に立つことが出来た。問題はそいつが定位する開きの一部に倒木が沈んでいて水面に枝が突き出ていることである。タイミングを計りながらフライを投げる。いい具合に魚の上流にプレゼンできているのだが、全く反応を示さない。魚は時折水中で何かを補食しているような動作を示す。ニンフに変えたり、ウェットを流してみたり、最後にもう一度ドライに変えたとき問題の木の枝にフライを引っかけてジ・エンド。枝からフライを外すときに魚に気配を悟られ、そいつは沈んでいって二度と出てこなくなった。

気が付くと左足が酷く浸水している。オマケに冷えてきてつま先が攣ってきた。結局何を喰っていたのか判らないまま敗北である。でもこの川にも相当の大物がいることが判っただけでも収穫ということにしよう。興奮がさめないまま上流へ再び移動を開始する。そこから50mも上がらなかったときである。そのプールの上は空が開けていて、順光で底の様子までよく見える。先ほどのやつに比べればかなり小ぶりだが、そこにも同じように餌を探してクルージングしているイワナが見えた。こいつもなかなか手強い。テレストリアル系のパラシュート、カディスパターン等は完全無視である。ならばと黒のウレタンフォームと少量のインジケーターだけの#17のアントを投げると、かぽっと躊躇せず補食した。

寄せてみるとこれが意外と大きくてびっくり。33cmもあった。ということはさっきさんざん手を焼いたヤツはいったいどのくらいの大きさだったんだろうか。さてはあいつもアントだったら口を使ってくれたのだろうか。

二匹の魚に手こずって、イブニングメインポイントへ到着したが時既に遅し。真っ暗である。かろうじて水面のライズは判るものの、フライが見えない。それでもあきらめきれずにブラインドキャストを繰り返すがノーバイト。納竿とする。


8月25日。今日はウェーダーの修理である。どうやら二軍ウェーダーはピンホールが数カ所。こいつはアクアシールでなんとかなりそう。一軍ウェーダーは下記の画像の通り、ソックス部分のネオプレーン素材と生地本体が剥離している。これはウェーダーの生地に裏打ちしているメッシュとの間の接着がいいかげんなのか、剥離はそれが原因のようだ。ナイロンや塩ビでも接着できる多用途接着剤を買ってきてくっつけた。さて直ったかな。

↑ウェーダーの裏側である。

↑このようにぱっくり剥離。


8月26日。昼から出かける。一軍ウェーダーのテストも兼ねて今日は本流差しヤマメ狙いである。某本流から約300mほど上がった支流部分で竿を出す。完璧とまではいかないまでもウェーダーは直っていた。でも微量の水漏れは起こしているようで追加の補修が必要なようだ。

本流から差してくるのは何もヤマメばかりでなく口の周囲が真っ赤になった例のコイ科のやつも沢山来ているようだ。そやつのオンパレードに閉口する。期待の堰堤直下左岸の太い流れ込みであるが本命は出ずそやつがきた。では、とサブの流れの右岸側の小さな流れにダウンクロス気味にフライを落とす。チビヤマメがフックしたがすぐに外れた。もう一度キャスト。どばっ。落ち込みの肩にさしかかろうとしていたパラシュートに向かって流れと共に下りながら大きな頭が食らいついた。反射的にフッキングをくれてしまった。ところがなんたることかこのとき付けていたティペットは7Xだったのである。一瞬のテンションを残して合わせ切れをやらかしてしまった。

その後、暫く釣り上がるが本命らしい魚が出てもフライを突きに来るチビと、沢山の外道ばかり。1時間ほど釣り上がるが、魚はでない。時計を見ると午後5時半である。このまま釣り上がるよりも、河川移動を選択した。

移動すること30分。イワナの川へ到着した。急いで川へ降りる。沢では小さな魚しか出ず。一匹もフックしないまま本命の堰堤にやってきた。ところが期待したライズがない。暗くなりかけた堰堤上でじっとライズを待つ。20分ぐらい待ったであろうか。とうとうしびれを切らしてフライをキャストした。いつもライズをしている流れの筋では反応が無く、モンカゲがむなしくドリフトしていく。その右側の流れの緩いところにキャストしたところ、20cmほどのイワナがジャンプしてフライを補食したがフックせず。どうやら魚はいるようである。ハッチがないため待ちの状態のようだ。もう一度同じ場所へキャストする。こんどは吸い込むような大きなライズが起こった。さほど抵抗無く上がってきたその魚はジャスト30cmのイワナだった。その後も暫く粘るが場荒れしたようで、反応が無くなった。7時半納竿。