おっちゃん09の論語教室

7月1日から9月30日の学習


1月から3月の学習。


4月から6月の学習。


7月から9月の学習。


10月から12月の学習。


論語 1日1語


「論語」は、真に不思議な本です。ごくあたりまえのことがさらりと語られているだけですが、なぜか読む者の心を引き付けます。
孔子の没後、門人達が記憶あるいは記録していた師の言葉を主として、門人や政治家達との問答などを加えて編纂されたものです。
「人間らしい心で、姿勢を正しく生きていこう」それが「論語」の一貫した趣旨なのです。
今から、私といっしょに1日1語の「論語」勉強しましょう。

注★

原文が中国の漢字のため、日本の漢字での当て字となっているものがあります。



「論語」の勉強がいやな人は
TOP ページへ



さあ、お勉強をはじめましょう!(^0^)



7月 1日★ 大廟(たいびょう)に入(い)りて事(こと)ごとに問(と)う。

   {孔子は}大廟に入って事ごとに質問した。



7月 2日★ 朋友(ほうゆう)の贈り物は、車馬といえども、祭肉(さいにく)にあらざれば拝(はい)せず。

   {孔子は}友人からの贈り物は、たとえ車や馬のような高価な物であっても、祭祀用の肉でない限りは、拝礼などしなかった。



7月 3日★ 子、斉衰(しさい)の者を見ては、狎(な)れたりといえども必ず変(へん)ず。

   孔子は喪服を着ている者に会うと、それが親しい相手であっても必ずいずまいを正した。



7月 4日★ われに陳(ちん)・祭(さい)に従いし者は、みな門に及(およ)ばざるなり。

   陳・祭(地名)で私と苦労を共にした者達は、今ではもう誰もいなくなってしまった。



7月 5日★ 回(かい)や、われを助(たす)くる者にあらざるなり。わが言(げん)において説(よろこ)ばざるところない。

   回(人名)は、どうも私達の進歩には手を貸してくれないな。



7月 6日★ ああ、天(てん)われを喪(ほろ)ぼせり。天われを喪ぼせり。

   ああ、私は天に見捨てられた。天に見捨てられた。



7月 7日★ 顔淵(がんえん)死す。門人暑くこれを葬(ほうむ)らんと欲(ほっ)す。子(し)曰(いわ)く、不可(ふか)なり。

   顔淵(人名)が死んだとき、門人達は盛大な葬儀を行おうとしたが、孔子は「それはよくない」といった。



7月 8日★ 顔淵死す。顔路(がんろ)、子(し)の車をもってこれが棺(かく)を為(つく)らんことを請(こ)う。

   顔淵が死んだ。親の顔路(人名)が、孔子に「先生の車をいただいて外棺(そとかん)を作ってやりたいのですが・・」と願い出た。



7月 9日★ 先進(せんしん)の礼(れい)楽(がく)における野人(やじん)なり、後進の礼楽におけるや君子(くんし)なり。われは先進に従(したが)わん。

   先輩弟子の儀礼や雅楽は素朴なものであった。後輩達になるほど洗練されてきた。どちらをとるかということになれば、私は前者の方を選ぶであろう。



7月10日★ いまだ先を知らず、いずくんぞ死を知らん。

   生きるということの意味が分からないのに、なんで死のことが分かるであろうか。



7月11日★ いまだ人に事(つか)うること能(あた)わず、いずくんぞ能(よ)く鬼(き)に事(つか)えん。

   霊魂に仕えることを考えるよりも、まず人に仕えることを心配したほうがよい。



7月12日★ かの人は言わず。言えば必ず中(あた)ることあり。

   あの人物は無口だが、口を開くときは的確なことを言う。



7月13日★ 過ぎたるは、なお、及(およ)ばざるがごとし。

   過剰なのは、不足なのと同じことである。



7月14日★ わが徒(と)にあらず。小子(しょうし)、鼓(こ)を鳴(な)らしてこれを攻(せ)めて可(か)なり。

   あんな男は、もはや、我々の仲間ではない。諸君、彼に宣戦布告をしてやっつけてしまいなさい。



7月15日★ 跡(あと)を踏まず、また室(しつ)に入(い)らず。

   先人の足跡をたどっていかないと、奥座敷に入ることはできない。



7月16日★ 論(ろん)の篤(あつ)きにこれ与(くみ)すれば、君子たる者か、色荘(しきそう)なる者か。

   議論が立派だということだけに感心していると、本当の君子なのか、みせかけだけの人物なのかわからない。



7月17日★ 求(きゅう)や退(しりぞ)く。故(ゆえ)にこれを進。由(ゆう)や人を兼(か)ぬ。故にこれを退く。

   求(人名)は引っ込み思案だから、積極的になるように勧めたのだ。由(人名)は人の分まで手を出そうとする。だから、慎重にするよう促したのだ。



7月18日★ 子(し)在(いま)す。回、なんぞ敢(あ)えて死せん。大。

   先生がおられるのに、この私がどうして死ねましょう。



7月19日★ いわゆる大臣(だいじん)なる者は、道をもって君(きみ)に事(つか)え、不可(ふか)なれば止(や)む。

   大臣というものは、正しい信念をもって君に仕え、それが容(い)れられなかったならば、職をなげうつ。そのくらいでなければなりません。



7月20日★ 斤(き)に浴(よく)し、舞雲(ぶう)に風(ふう)して、詠(えい)じて帰らん。

   斤水(川の名前)で水浴びをし、舞雲(地名)で風に吹かれて、歌でもうたいながら帰ってくる。



7月21日★ 己(おのれ)に克(か)ちて礼(れい)に復(かえ)るを仁となす。

   自己の欲望を制御して心を磨き、社会的には、たえず礼を実践して身に付ける。それが人間を人間らしくする道なのだ。



7月22日★ 仁(じん)をなすは己(おのれ)による。しこうして人によらんや。

   人間が人間らしい行動をするのは、自分自身の心の問題であって、他人を意識してすることでなない。



7月23日★ 己の欲せざるところは、人に施(ほどこ)すことなかれ。

   自分が嫌だと思うことを、他人にしてはならない。



7月24日★ 内(うち)に省(かえり)みて疚(やま)しからずんば、それ何をか憂(うれ)え何をか恐(おそ)れん。

   自分の心を振り返ってみて疚しいことがなければ、心配することも恐れることもない。



7月25日★ 敬(けい)して失(しつ)なく、人を恭(うやうや)しくして礼あらば、四海(しかい)の内みな兄弟たり。

   つねに相手の立場を尊重し、けじめをきちんとして交際してゆくなら、人間はすべて同胞だということになる。



7月26日★ 死(し)生(せい)、命(めい)あり。富(ふう)貴(き)、天にあり。

   人の生死は、人間の意志ではどうにもならない運命であり、富や地位を得る得ないというのも同様に天の定めによるものだ。



7月27日★ 侵潤(しんじゅん)の誹(そしり)、膚受(ふじゅ)の訴え、行なわれざる、明(めい)と言うべきのみ。

   知らず知らず心に食い入ってくるような悪口、いかにもせっぱつまったような嘘の訴え、こうしたものを軽々しく信じないこと。それが真の「聡明」さである。



7月28日★ 民(たみ)、信(しん)なくずんば立たず。

   人民に信頼されなければ、国家は成り立たない。



7月29日★ 百姓(ひゃくせい)足(た)らずんば、君(きみ)、たれとともにか足らん。

   人民が貧しいというのに、君だけが豊かでよいものでしょうか。



7月30日★ これを愛しては生(せい)を欲し、これを悪(にく)みてはその死を欲す。

   相手を愛しているときは、いつまでも生きていて欲しいと思うが、気持ちが変わって憎しみをいだくようになると、死ねばよいと思う。人の心はあてにならないものだ。



7月31日★ 君(きみ)、君(きみ)たり。臣(しん)、臣(しん)たり。父(ちち)、父(ちち)たり。子(こ)、子(こ)たり。

   君主は君主らしく。臣下は臣下らしく。父は父らしく。子は子らしくすることだ。



7月の「論語」の勉強は順調に進みましたか?。さあ!!8月も頑張りましょう!!
休憩したい方は
TOP ページへ


1月から3月の学習。


4月から6月の学習。


7月から9月の学習。


10月から12月の学習。



8月 1日★ 子路(しろ)、諾(だく)を宿(とど)むることなし。

   子路(人名)は、いったん引き受けたことは、すぐに実行することが常であった。



8月 2日★ 訟(うった)えを聴(き)くは、われなお人のごとし。必ずや訟えなからしめんか。

   訴訟の裁判をやれと言われれば人並にやってみせよう。だが私はそれよりも、訴訟などを必要としない世の中にするよう努力したいと思う。



8月 3日★ これに居(い)て倦(う)むことなく、これを行うに忠(ちゅう)をもってす。

   どんな地位でも新鮮な気持ちを失わないようにせよ。どんな仕事でも誠実に取り組むようにせよ。



8月 4日★ 君子は人の美を成(な)し、人の悪(あく)を成さず。小人(しょうにん)はこれに反す。

   君子は他人の善行に協力するが、悪事に荷担しない。小人はその逆で、相手の善行には協力しないで、悪事に荷担する。



8月 5日★ 政(せい)は正(せい)なり。

   政治とは、曲がったものを正しくするということです。



8月 6日★ いやしくも子(し)の不欲(ふよく)ならば、これを賞(しょう)すといえども盗(ぬす)まざらん。

   上に立つ者が私利私欲を謀らなければ、下位の者はたとえ盗めば褒美をやると言われても盗みなどしないことでしょう。



8月 7日★ これ聞(ぶん)なり。達(たつ)にあらざるなり。

   有名人であっても、必ずしも達人ではない。



8月 8日★ 事(こと)を先にして得(う)るを後ににするは、徳(とく)を崇(たか)くするにあらずや。

   仕事を第一と考え、報酬は二の次にする。それが人格を高めることになるのでなないでしょうか。



8月 9日★ その悪(あく)を攻めて人の悪を攻めむるなきは、匿(とく)を修(おさ)むるにあらずや。

   自分には厳しく、他人には寛容であるよう努める。それが悪に向かおうとする心を制御することになるのではあるまいか。



8月10日★ 一朝(いっちょう)の怒(いか)りにその身を忘れて、もってその親(しん)に及ぼすは、惑(まど)いにあらずや。

   一時の怒りで自分の立場を忘れ、一族まで災をもたらすのは、心の平静さを欠くからである。



8月11日★ 直(なお)きを挙(あ)げてこれをまがれるに錯(お)けば、よくまがれる者をして直(なお)からしめん。

   正直者を不正直者よりも上位に抜擢すれば、不正直な者も正直になるだろう。



8月12日★ 忠告してこれを善道(ぜんどう)し、不可なれば止(や)む。自ら辱(はずかし)めらるることなかれ。

   友人が過ちを犯したら改めるように忠告するがよい。だが、相手がどうしても改めなければ、それ以上は口を出さないようにすることだ。しつこく言い過ぎて自分から気まずくなるようなことはしないほうがよい。



8月13日★ 君子は文(ぶん)をもって友を会(かい)し、友をもって仁(じん)を輔(たす)く。

   教養を通じて友人と結ばれ、交友を通じて人間性を高めていく。君子の交友はこうありたいものだ。



8月14日★ 子路(しろ)、政(せい)を問う。子(し)曰(いわ)く、これに先んじ、これを労(ろう)す。

   子路(人名)が政治の基本をたずねると、孔子はこう言った。「人民の先頭に立つこと、そして人民の労苦をねぎらうことだ」。



8月15日★ 有司(ゆうし)を先にし、小過(しょうか)を赦(ゆる)し、賢才(けんさい)を挙(あ)げよ。

   任務の分担を明確にすること、小さな過失は大目にみること、有能な者を抜擢すること、これが管理の基本である。



8月16日★ はんち、稼(か)を学ばんことを請(こ)う。子曰く、われ労農(ろうのう)にしかず。

   門人のはんち(人名)が農事をたずねると、孔子はいった。「そのことなら、私は篤農家に及ばない」。



8月17日★ 上(かみ)、礼を好めば、民、敢(あ)えて敬(けい)せざることなし。

   上に立つ者が礼を重んずれば、下位の者はおのずと彼を敬うようになる。



8月18日★ その身(み)正(ただ)しければ令(れい)せずして行(おこ)なわる。その身正しかざれば令すといえども従わず。

   上に立つ者の姿勢が正しければ、下位の者は命令されるまでもなく励行する。だが、上に立つ者の姿勢が正しくなければ、下位の者はいくら命令されても動こうとはしない。



8月19日★ 曰(いわ)く、「すでに富(と)めり。また何かを加(くわ)えん」。曰く、「これを教えん」。

   孔子が話しかけた「これだけ人口が多くなったら、次の重点政策は何でしょう」「生活の向上だよ」「生活が向上したら、次は何でしょう」「教育だね」。



8月20日★ いやしくもわれを用(もち)うる者あらば、期月(きげつ)のみにて可(か)ならん。三年にして成(な)すことあらん。

   もし私に政治をまかせてくれる国があれば、一年で基礎をかため、三年でりっぱに成果を上げてみせるのだが。



8月21日★ 君(きみ)たること難(かた)し。臣(しん)たること易(やす)からず。

   人の上にたつことは難しいことだ。だが、人に仕えるのも容易なものではない。



8月22日★ われ君(きみ)たるを楽しむなし。ただその言いてわれに違(たが)うなきを楽しむ。

   国を治めるのは楽しくない。ただ、自分の言うことに誰も反対しないのが楽しい。



8月23日★ 葉公(ようこう)、政(せい)を問う。子曰く、「近き者説(よろこ)び、遠き者来る」。

   身近にいる領民に慕われるような政治をすることです。そうすれば、評判を聞いた他国の人民もはるばるやって来るでしょう。



8月24日★ 父は子(こ)のために隠し、子(こ)は父のために隠す。直(ちょく)はその中にあり。

   父と子はお互いにかばいあうものだ。この愛情が正直さに通ずると思う。



8月25日★ 速(すみや)かならんと欲(ほっ)することなかれ。小利(しょうり)を見ることなかれ。

   早く成果を上げようとあせってはならない。目先の小さな利益に惑わされてはいけない。



8月26日★ 己(おのれ)を行(おこな)うに恥じあり、四方に使いして君命(くんめい)を辱(はずか)しめざる、士(し)というべし。

   自分の行動について何が恥じになるかをわきまえているような人物。そして君主の命を受けて他国に派遣された場合、立派に使命を果たして国の名誉を高めるような人物。このような人物こそ「士」と言えるであろう。



8月27日★ 中行(ちゅうこう)を得てこれと与(とも)にせずんば、必ずや狂けんか。

   友人を選ぶなら、穏健で調和のとれた人が望ましい。さもなければ、つまらぬ俗物よりも「狂(熱狂的」とか「けん(偏屈)」とか言われる人物と交わりたいものだ。



8月28日★ 君子は和(わ)して同(どう)ぜず、小人(しょうじん)は同(どう)じて和(わ)せず。

   君子は人と和を保つが、妥協はしない。小人はこれとは逆で、人と妥協するが、本当の和を保つのではない。



8月29日★ 郷人(きょうじん)の善(よ)き者はこれを好(よみ)す、その善(よ)からざる者はこれを悪(にく)まんには如(し)かず。

   善良な人達からは好かれ、悪いやつからは憎まれる。そういう人物でなければね。



8月30日★ 君子は事(つか)え易(やく)くして説(よろこ)ばしめ難(がた)し。小人(しょうじん)は事(つか)え難’がた)くして説(よろこ)ばしめ易(やす)し。

   君子の下だと働きやすいが、気にいられるのは難しい。これに反して、小人の下では働きにくいが、気にいられるようにするのは簡単である。



8月31日★ 君子は泰(たい)にして僑(きょう)ならず。小人は僑(きょう)にして泰(たい)ならず。

   泰然としているが傲慢ではない。それが君子、大人物である。これとはまったく正反対に、傲慢であって、しかもこせこせしているのが小人だ。



8月の「論語」の勉強は順調に進みましたか?。さあ!!9月も頑張りましょう!!
休憩したい方は
TOP ページへ


1月から3月の学習。


4月から6月の学習。


7月から9月の学習。


10月から12月の学習。



9月 1日★ 剛毅(ごうき)木訥(ぼくとつ)、仁(じん)に近(ちか)し。

   一本気で無骨な者のほうが人間味がある。



9月 2日★ 教(おし)えざる民(たみ)をもって戦(たたか)う、これ、これを棄(す)つと言う。

   メンバーに対して、方針・目標の十分な説明もせず戦わせるのは、戦力の浪費である。


   十分な教育訓練もしていないメンバーで戦おうとするのは、メンバーを捨てるのと同じである。



9月 3日★ 邦(くに)に道あれば穀(こく)す。邦(くに)に道なきに穀(こく)するは恥じなり。

   正しい政治が行われている国ならば、仕官して大いに仕事に励むがよい。だが、正しい政治が行われていない国で禄(ろく)を食(は)むのは恥じである。



9月 4日★ 士(し)にして居(きょ)を懐(おも)うは、もって士(し)となすに足(た)らず。

   指導的地位にありながら、マイホーム主義に陥っている者は、指導者とは言えない。



9月 5日★ 徳(とく)ある者は必ず言(げん)あり。言(げん)ある者は必ずしも徳あらず。

   人格者の言うことはさすがに立派である。だが、立派なことを言う者が必ずしも人格者であるとは限らない。



9月 6日★ これを愛してよく労(ろう)するなからんや。忠(ちゅう)にしてよく教(おし)うることなからんや。

   愛情があるなら、人をいたわらずにはいられないはずだ。誠実さがあるなら、人の過ちを正してやらずにはいられないはずだ。



9月 7日★ 貧しくして怨むことなきは難(かた)く、富(と)みて奢(おご)ることなきは易(やす)し。

   人間は貧しいとひがみっぽくなるし、金持ちになると傲慢になりがちだ。だが、両者を比べて見ると、貧しいのに暇がないというのは難しく、金持ちであって傲慢にならないようにするのはまだ容易である。



9月 8日★ 利(り)をみては義(ぎ)を思う。

   利益を目の前にした場合は、それが正当なものかどうか、よく考えてみることだ。



9月 9日★ 時にして然(しか)る後に言う、人その言うことを厭(いと)わざるなり。

   言う時になって始めて言う。だから、言われても誰も嫌がらないのである。



9月10日★ 欺(あざむ)くことなかれ。しこうしてこれを犯(おか)せ。

   上司をだましてはいけない。そして、言うべきことは逆らってでも言うべきである。



9月11日★ 君子は上達し、小人は下達(かたつ)す。

   君子はますます高次元のものを理解するようになるが、小人はますます低次元のものに通ずるようになっていく。



9月12日★ 古(いにしえ)の学者は己(おのれ)のためにし、今の学者は人のためにす。

   昔の人はひたすら自分を充実させるために学んだが、今頃の人は、他人を念頭におき、他人に知られるために学んでいる。



9月13日★ 君子は思うことその位(くらい)を出(い)でず。

   君子は自分の職分以外のことは考えないことだ。



9月14日★ 君子はその言(げん)のその行(こう)に過ぎ(す)ぐるを恥(は)ず。

   君子は言うことだけ立派で、行動がそれに伴わないことを恥じとする。



9月15日★ 子貢(しこう)、人を方(たくら)ぶ。子いわくく、「賜(し)や、賢(けん)なるかな。それわれはすなわち暇(いとま)あらず」。

   子貢(人名)がしきりと他人の批評をしていると、孔子が言った。「賜(人名)よ、おまえな賢いのだな。私にはとてもそれだけの余裕がない」。



9月16日★ 人の己を知らざるを患(うれ)えず、己の能(のう)なきを患う。

   自分が認められないことを嘆くな。それよりも自分にそれだけの能力がないことを嘆くがよい。



9月17日★ 詐(いつわ)りを逆(むか)えず、不信を億(はか)らず、そもそもまたまず覚(さと)る者は、これ賢(けん)か。

   相手に騙されるのではないかと警戒するとか、あるいは、こちらが相手から信用されていないのではと勘ぐるとか、そういう気配りすることなく、ごく自然体で相手の人柄や気持ちを察することのできる者は、賢者と言うべきであろう。



9月18日★ 騎(き)はその力(ちから)を称(しょう)せず、その徳を称す。

   名馬は力があるから名馬と称えられるのではなく、品性を称えられるのである。



9月19日★ 天(てん)を怨(うら)みず、人を咎(とが)めず。下学(かがく)して上達す。われを知る者は天か。

   天を怨まないし、人を非難もしない。私はこれまで卑近なことから高遠なものまで、あらゆるものを探究してきたが、誰からも理解は得られなかった。わかってくれるのは天だけだろうな。



9月20日★ 賢者(けんじゃ)は世(よ)を避(さ)く。その次は地(ち)を避く。その次は色(いろ)を避く。その次は言(げん)を避く。

   最も賢明な人は、乱れた時代には世を避けて隠れ住む。その次に賢い人は乱れた場所に身を置こうとはしない。次に賢い人は乱れた人間から身を避ける。そして、次に賢い人は乱れた言葉に同調しない。



9月21日★ その不可(ふか)なることを知りて、しかもこれをなす。

   だめだとわかっていても、やらずにはいられない。



9月22日★ 深ければ礪(れい)し、浅ければ掲(けい)す。

   深い川だったら着物を全部脱いで渡るがよい。浅い川だったら着物の裾をからげて渡るがよい。



9月23日★ 上(かみ)、礼を好めば、民(たみ)使いやすし。

   君主が礼を尊重すると、人民はよく命令をきくようになる。



9月24日★ 益(えき)を求むる者にあらざるなり。速やかに成(な)らんことを求むるなり。

   向上心があるのではない。はやく大人に見られようとして、背伸びをしているにすきません。



9月25日★ 君子もとより窮(きゅう)す。小人(しょうじん)窮(きゅう)すればここに濫(らん)す。

   もちろん孔子だって困窮する。ただ、小人のように取り乱さないだけだよ。



9月26日★ われは一(いつ)をもってこれを貫(つらぬ)く。

   私はひたすら一筋の道を歩いてきた。



9月27日★ 子張(しちょう)、これを神(しん)に書(しょ)す。

   子張(人名)は、これを礼服の神(帯)に書き付けた。



9月28日★ 巻いてこれを懐(ふところ)にす。

   巻いて懐に隠しておく。



9月29日★ 与(とも)に言うべくしてこれと言わざれば、人を失う。

   話し合うべき相手なのに話し合わないと、せっかくの友人になる機会を失うことになる。



9月30日★ 身を殺してもって仁をなす。

   一身を犠牲にしても人の道を貫く。



9月の「論語」の勉強は順調に進みましたか?。さあ!!来期も頑張りましょう!!
秋休みをしたい方は
TOP ページへ


1月から3月の学習。


4月から6月の学習。


7月から9月の学習。


10月から12月の学習。



ご意見と投稿を待っています。
ottyan09@po.harenet.ne.jp



TOP ページへ



Copyright (C) 1997