おっちゃん09の論語教室
10月1日から12月31日の学習
論語 1日1語
「論語」は、真に不思議な本です。ごくあたりまえのことがさらりと語られているだけですが、なぜか読む者の心を引き付けます。
孔子の没後、門人達が記憶あるいは記録していた師の言葉を主として、門人や政治家達との問答などを加えて編纂されたものです。
「人間らしい心で、姿勢を正しく生きていこう」それが「論語」の一貫した趣旨なのです。
今から、私といっしょに1日1語の「論語」勉強しましょう。
注★
原文が中国の漢字のため、日本の漢字での当て字となっているものがあります。
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さあ、お勉強をはじめましょう!(^0^)
10月 1日★ 工(こう)、その事を善くせんと欲すれば、必ずまずその器(き)を利(と)くす。
職人は良い仕事をしようと思うと、きっとまず道具を研ぐ。
10月 2日★ 遠慮(えんりょ)しなければ必ず近憂(きんゆう)あり。
長期的に考えないから、目先のことでクヨクヨすることになるのだ。
10月 3日★ 己(や)んぬるかな。われまだ徳を好むこと色を好むがごとくする者を見ず。
やれやれ。なんということだ。恋をするほどの熱心さで人格を磨こうとする者がいないとは。
10月 4日★ 威文中(そうぶんちゅう)はそれ位を盗める者か。柳下恵(りゅうかけい)の賢(けん)を知りて与(とも)に立たず。
威文中は禄盗人というべきではなかろうか。柳下恵がすぐれた人物だと知りながら、推薦して共に仕えようとしなかったのだから。
10月 5日★ 身(み)自ら厚くして、薄く人を責(せ)むれば、怨(うら)みに遠ざかる。
つとめて自分で責任をとり、人のせいにしない。こうすれば人間関係は気持ちよくいくだろう。
10月 6日★ いかに、いかにと言わざる者は、我いかんともするなきのみ。
どうしたらいいか、どうしたらいいかと、自分から問いかけるような者でなければ、私の方からどうこうしてやることはできない。
10月 7日★ 群居(ぐんきょ)して終日、言(げん)、義(ぎ)に及ばず、好んで小彗(しょうけい)をおこなう。難(かた)いかな。
寄り集まって一日中おしゃべりをしているが、小賢しいことをひけらかしているだけで、まともなことは話題にもしない。困ったものだ。
10月 8日★ 君子(くんし)は世を没(お)えて名を称せられざるを疾(にく)む。
生涯を終えた後、自分の名が消えてしまうのではないか。君子にとっては、それが寂しいのだ。
10月 9日★ 君子はこれを己(おのれ)に求む。小人(しょうじん)はこれを人に求む。
君子は自分自身に期待し、小人は他人に期待する。
10月10日★ 君子はきょうにして争わず、群(ぐん)して党せず。
君子は自尊心が強いが、やたらに人と争うようなことはしない。よく人と交わるが、派閥はつくらない。
10月11日★ 君子は言(げん)をもって人を挙(あ)げず、人もって言を廃(はい)せず。
言うことがすぐれているということだけでは、その人を抜擢しない。また、地位・資格がないからというだけで、その人のすぐれた意見を無視したりはしない。それが君子のやりかたである。
10月12日★ 小(しょう)、忍びざれば、大謀(たいぼう)を乱(みだ)す。
小さな事は我慢しなければならない。さもないと、大きな企てを損なうことがある。
10月13日★ 人よく道を弘(ひろ)む。道、人を弘むるにあらず。
人間が道をひろめるのだ。道が人間をひろめるのではない。
10月14日★ 過(あやま)ちて改めざる、これを過ちという。
過ちを改めようとしない。それこそが過ちなのだ。
10月15日★ 終日(しゅうじつ)食(く)らわず、終夜(しゅうや)寝(い)ねず、もって思うも益なし。学ぶにしかず。
昼夜ぶっ続けで寝食を忘れるほど考え続けたところで、効果はないものだ。やはり、書物や識者について学ぶにこしたことはない。
10月16日★ 君子は道を謀りて、食を謀らず。
人間の生きるべき道を探求し、自分の生活のことは考えない。それが君子である。
10月17日★ 知(ち)はこれに及ぶも、仁(じん)これを守る能(あた)わざれば、これを得(う)るといえども必ずこれを失う。
その地位にふさわしい知識を持っていても、人を包み込むような人間味がなければ、せっかく得た地位も失うはめになるだろう。
10月18日★ 君子は小知(しょうち)すべがらずして、大受(たいじゅ)すべし。小人(しょうにん)は大受すべからずして、小知すべし。
君子は細かい仕事には不向きだが、大局的な仕事ならまかせられる。一方、小人は大局的な仕事はまかせられないが、細かい仕事には向いている。
10月19日★ 仁に当たりては、師にも譲らず。
こと仁に関しては、師にも遠慮はいらない。
10月20日★ 君子は貞(てい)にして諒(りょう)ならず。
原則には忠実だが、形には固執しない。それが君子である。
10月21日★ 君に事(つか)えては、このことを敬(けい)してその食を後にす。
自分の職務を大切にすることだ。報酬はそれからのことである。
10月22日★ 教えありて類なし。
解釈その1・・教育すれば、だれでも進歩する。
解釈その2・・教育は、身分・能力によって差別すべきでない。
10月23日★ 道同じからざれば、相(あい)ために謀らず。
目的が同じでないと、相談するのは難しい。
10月24日★ 辞(じ)は達するのみ。
言葉は意志が正しく伝わるものであれば、それでよい。
10月25日★ 君子はかのこれを欲(ほっ)すというを舎(お)いて、必ずこれが辞(じ)をなすを疾(にく)む。
欲しいくせに、素知らぬ顔をし、その下心を満たすための口実を見つけだす。そういうやりかたはフェアではない。
10月26日★ 寡(すくな)きを患(うれ)えずして均(ひと)しからざるを患え、貧しきを患えずして安らかざるを患う。
少ないことが問題なのではなく、不公平が問題なのである。貧しいことが問題なのではなく、不安定が問題なのである。
10月27日★ 天下に道あれば庶人(しょじん)は議(ぎ)せず。
世の中がよく治まっていれば、人々は誰も文句は言わない。
10月28日★ 益者三友(えきしゃさんゆう)、損者三友(そんしゃさんゆう)。
付き合って有益な友人には三種類あり、有害な友人にも三種類ある。
10月29日★ 益者三楽(えきしゃさんらく)、損者三楽(そんしゃさんらく)。
楽しみには有益なものが三種類あり、有害なものも三種類ある。
10月30日★ 君子に侍(じ)するには三げんあり。
君子と話す場合、してはならないことが三つある。
10月31日★ 君子に三戒あり。
君子たるもの、自重しなければならないことが三つある。
10月の「論語」の勉強は順調に進みましたか?。さあ!!11月も頑張りましょう!!
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11月1日★ 君子に三戒あり。天命を畏(おそ)れ、大人(たいじん)を畏(おそ)れ、聖人の言(げん)を畏(おそ)る。
君子は三つの対象に対して畏敬の念をもって接すべきである。天命に対して、目上の人に対して、そして聖人の教えに対して。
11月2日★ 困(くる)しみて学ばざる、民、これを下(げ)となす。
ゆきづまっても、まだ、学ぼうとしない。人々のなかでも、こんなのは下の下である。
11月3日★ 君子に九思(きゅうし)あり。
君子はとくに九つのことについて、はっきりした意志をもって自分の行動を律しなければならない。「九」は「無数」を意味する数字だが、孔子は例として九つのことをあげている
・・・・・・・・・・・・・・明・聡・温・恭・忠・敬・問・難・義・・・・・・・。
11月4日★ 善を見ては及ばざるがごとく、不善(ふぜん)を見ては湯を探るがごとくす。
善いことだと思ったらためらわずに実行し、善くないことだと思ったら熱湯に手を入れたかのようにすぐに中止することだ。
11月5日★ 誠に富をもってせず、また祇(ただ)に異なれるをもってす。
人の値打ちは金では計れない。その人ならではの特長がものをいう。
11月6日★ かって独り立てり。鯉(り)走りて庭を過(す)ぐ。曰(いわ)く、詩を学びたるや。
あるとき孔子が庭に独りたたずんでいた。鯉(孔子の子)が通りかかると、孔子は呼び止めて言った。「誌を研究しているかね」。
11月7日★ 日月逝く。歳われとともならず。
月日は去り行く。歳月はわれを待たず。
11月8日★ 性、相(あい)近し。習(ならう)、相遠し。
人間のもって生まれた性質にはそんなに差はない。学習によって大きな違いがでてくるのだ。
11月9日★ 鶏を割(さ)くにいずくんぞ牛刀を用いん。
現在では、小さなことを処理するのに、大げさな方法を用いることを表わす例えとしている。
11月10日★ もしわれを用うる者あらば、われそれ東周(とうしゅう)をなさんか。
私に場を与えてくれる者があれば、魯(ろ)を東の周(孔子が理想とした古代国家)にしてみせるのだが。
11月11日★ よく五つのものを天下に行うを仁(じん)となす。
上に立つものは、五つの徳を身につけることだ。それを実践するのが仁である。「恭・寛・信・敏・敬」。
11月12日★ 六言(りくげん)六弊(りくへい)。
六つの美徳も、一歩誤れば、六つの弊害をもたらすこととなる。「仁・知・信・直・勇・剛」。
11月13日★ 詩をもって興(おこ)すべく、もって観(み)るべく、もって群(あつ)むべく、もって怨(うら)むべし。
詩は感性を高めることもできる。また、詩は人間同士を結び付けもするし、仲違いさせるような力ももっている。
11月14日★ 礼といい礼というも、玉(ぎょく)はくをいわんや。楽(がく)といい楽(がく)というも鐘鼓(しょうこ)をいわんや。
礼、礼と人はよく口にするが、礼とは、ただ玉だの絹だのという儀式道具の事を指しているわけではなかろう。また、音楽とは、ただ楽器鳴らすことを指しているわけではなかろう。
11月15日★ 色激しくして内柔らかなるは、これを小人に例(たと)うれば、それなお穿癒(せんゆ)の盗(とう)のごときか。
見掛けはいかめしいが、中身は頼りない人物がいる。そういう人物は、俗な例えかたをすれば、人に見付けられることを恐れるコソ泥棒のようなものだ。
11月16日★ 郷原(きょうげん)は徳の賊(ぞく)なり。
道徳家ぶっている者は道徳泥棒である。
11月17日★ 道に聴きて塗(みち)に説くは、徳をこれ棄(す)つるなり。
今そこで聞いてきた教えを、すぐ他人に向かって受け売りする。これでは、せっかく教えられた徳をすぐ捨ててしまうようなもので、自分の身につかないのである。
11月18日★ ひ夫(ふ)は与(とも)に君に事(つか)うべけんや。
根性の悪いやつといっしょに主君に仕えるのは難しいな。
11月19日★ 古(いにしえ)は民(たみ)に三疾(さんしつ)あり。今やあるいはこれなし。
昔の人間には三つの癖があった。だが、今時の人間は、同じ癖でも質がわるくなってしまった。「夢中になって前後の見境がなくなってしまう癖・融通がきかず、威張って頑固な癖・頭の働きが鈍い癖」。
11月20日★ 利口の邦家(ほうか)を覆(くつがえ)すを悪(にく)む。
口先だけ達者な連中が、国家の前途を危うくしているのは、まったく腹立たしい。
11月21日★ 天何をか言うや。四時(しじ)行われ、百物生ず。天何をか言うや。
天は何も語りはしない。それでも四季はきっちりと運行し、万物を育んでいるではないか。天は何も語りは市内のだ。
11月22日★ 儒悲(じゅひ)、孔子に見まえんと欲(ほっ)す。孔子、辞するに疾(やまい)をもってす。
儒悲が孔子に面会を求めた。だが、孔子は病気だといって断らせた。
11月23日★ 子、生まれて三年、然(しか)る後に父母の懐(ふところ)を免(まぬが)る。それ、三年の喪は天下の通葬(つうそう)なり。
子は生後三年は父母に抱かれて育つ。その親が没したのだ。三年の喪は常識だろう。
11月24日★ 飽食して終日、心を用(もち)うることなきは、難(かた)きかな。
一日中、たらふく食ってごろごろし、何も考えないということは困ったものだね。
11月25日★ 君子、勇(ゆう)ありて義(ぎ)なければ乱(らん)をなす。小人、勇ありれ義なければ盗(とう)をなす。
勇ばかりで義を考えない者は、それが君子なら反乱をおこし、小人なら盗賊になるだろう。
11月26日★ 君子もまた悪(にく)むことありや。「人の悪を称する者を悪(にく)む・下流に居て上(かみ)をそしる者を悪(にく)む・勇にして礼なき者を悪(にく)む・果敢にして塞(ふさ)がる者を悪(にく)む」
君子も人を憎むことがありますか。「他人の欠点を言いふらす人を憎む・上司の陰口をたたく者を憎む・勇ましいだけで礼儀をわきまえない者を憎む・独断的で人の意見を聞かない者を憎む」
11月27日★ 女子と小人とは養い難しとなす。これを近づくれば不遜(ふそん)、これを遠ざくれば怨む。
女と子供は」扱いにくい。親しくすればつけあがるし、相手にしないと恨みをもつ。
11月28日★ 韻(いん)に三仁(さんじん)あり。
韻に三人の仁者がいた。
11月29日★ 道を直(なお)くして人に事(つか)うれば、いずくに往(ゆ)くも三たびしりぞけられん。
勤めていてあくまで信念を貫こうとする限り、どこへ勤めを変えようが、いつも左遷の憂き目にあうだろう。
11月30日★ 斉人(へいひと)、女楽(じょがく)を帰(おく)る。季桓子(きかんし)これを受く。三日(みか)朝(ちょう)せず。孔子、行(さ)る。
隣の斉国から魯国に女歌舞伎団が贈られてきた。魯の実権を握っている重臣の季桓子は、これにうつつをぬかし、数ヶ月間、朝廷に出仕しなかった。孔子は職を辞して魯国を出る決心をした。(孔子亡命のきっかけとなった事件)
11月の「論語」の勉強は順調に進みましたか?。さあ!!12月も頑張りましょう!!
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12月1日★ 鳥獣は与(とも)に群(むれ)を同じくすべからず。われこの人の徒(と)と与(とも)にするにあらずして誰(たれ)と与(とも)にせん。
まさか鳥や獣と暮らすわけにもいくまい。現実が厳しくとも、やはり人間を信じて、立ち向かっていくより仕方がないのだ。
12月2日★ 四体(したい)勤めず、五穀(ごこく)分(わか)たず、誰(たれ)をか夫子(ふうし)となす。
体を動かして働いたこともなく、穀物の種類も見分けられないような人間が先生様だと言うのかね。
12月3日★ 故旧(こきゅう)、大故(たいこ)なければ棄(す)でず。
昔なじみは、よほどのことがない限り見捨てるべきではない。
12月4日★ 備(そな)わらんことを一人に求むることなかれ。
ひとりの人間に万能であることを要求してはならない。
12月5日★ 得(う)るを見て義を思い、祭りには敬(けい)を思い、喪には哀(あい)を思え。
うまい話しが転げ込んできたら、筋が通っているかどうか考えることだ。祭祀にさいしては、敬う気持ちを忘れないようにすることだ。喪に服するときは、心から故人を悼むことだ。
12月6日★ 小道(しょうどう)といえども必ず観(み)るべきものあり。遠きを致(いた)さんとには泥(なず)まんことを恐る。
道を歩いていると、よく左右に小道がある。どんな小道にも見所があるが、もし遠くまで行くつもりまら、そんな小道にひっかかってはいられない。
12月7日★ 日にその亡きところを知り、月にそのよくするところを忘るるなし。
いつも未知のことを知ろうとする探求心を持ち続けよう。そしてまた、たえず、せっかく身につけた知識を忘れないように心掛けよう。
12月8日★ 博(ひろ)く学んで篤(あつ)く志(こころざ)し、切(せつ)に問(と)いて近く思う。
幅広く学が、その気持ちは集中する。疑問はどこまでも探求するが、身近な問題に即してよく考える。
12月9日★ 小人の過(あやま)つや、必ず文(かざ)る。
つまらぬ人間ほど失敗をやらかしたとき、なんとかごまかそうとする。
12月10日★ 君子に三変(さんぺん)あり。これを望めば厳然たり。これに即(つ)けば温(おん)なり。その言(げん)を聴(き)けば激(はげ)し。
君子の印象は三度変化する。遠くから見ていると威厳があり、接してみると温かく、言う言葉は鋭い。
12月11日★ 君子、信ぜられて後にその民を労す。いまだ信ぜられざれば、もって己(おのれ)を疚(や)ましむとなす。
君子は領民に労役を命ずる前に、その信頼を得ておかなければならない。なだ信頼を得ていないのに労役を命ずると、彼らは自分達が苦しめられているだけだと考えるであろう。
12月12日★ 信ぜられて後に諫(いさ)む。いまだ信ぜられざれば、もって己を謗(そし)るとなさん。
君主を諫めるには、十分な信頼を得ておなければならない。信頼されていないのに諫めれば、君主は自分の悪口を言われているとしか思わないであろう。
12月13日★ 大徳(たいとく)は閑(のり)を越えず。小徳は出入(しゅつにゅう)して可(か)なり。
道徳には大きな徳と小さな徳がある。大きな徳については厳しく守らなければならないが、小さな徳については多少の逸脱は許される。
12月14日★ 仕(つか)えて優(ゆう)なれば学び、学びて優なれば仕えよ。
仕官していてゆとりができたら学問をすることだ。一方、学問してゆとりができたら仕官することである。
12月15日★ 喪(も)は哀(あい)を致(いた)して止(や)む。
喪は哀悼の気持ちをつくせばそれでよい。
12月16日★ 君子は下流に居ることを悪(にく)む。
君子は努めて汚れた場所に身をおかないようにすることだ。
12月17日★ 君子の過ちや、日月の蝕(しょく)するがごとし。過つや、人みなこれを見る。更(あらた)むるや、人みなこれを仰(あお)ぐ。
上に立つ者の過ちは、日食や月食のようなものである。過ちを犯せば皆が見ている。過ちを改めれば皆が仰ぎ見る。
12月18日★ 夫子(ふうし)、いずくにか学ばざらん。子貢(しこう)してまたなんの常師(じょうし)かこれあらん。
先生はどんなところでも、誰からでも、何かを学びとろうとした。特定の人を師としたわけではない。
12月19日★ 夫子の「しょう」や「すうじん」、その門を得て入らざれば、宗廟(そうびょう)の美・百官(ひゃっかん)の富(おお)きを見ず。
先生は奥が深く、建物で言えば王宮のようなものである。周囲の塀は見上げるほどの高さがあり、その門を見付けて、何か入っていなければ、美しい霊廟があり、百官が居並んでいるようすなど、伺い知ることはできない。
12月20日★ 君子は一言をもって知(ち)となし、一言をもって不知となす。言(げん)は慎(つつし)まざるべからず。
上に立つ者は、ただ一口、物を言っただけで人々から、良くも悪くも言われる。口を開くときには慎重にしなければならない。
12月21日★ 寛(かん)なれば衆(しゅう)を得、信なれば民(たみ)任(にん)じ、敏(びん)なれば功(こう)あり、公(こう)なれば民(たみ)説(よろこ)ぶ。
上に立つ者は、寛大であれば人望が得られる。誠実であれば頼りにされる。機敏であれば仕事がうまくいく。そして、公平であれば人々から心服される。
12月22日★ 恵(けい)して費(つい)えず。
上に立つ者は人民に対する思いやりを忘れてはならないが、同時に、国庫の負担を多くしないよう考慮しなければならない。
12月23日★ 労(ろう)して怨(うら)みず。
苦労することがあっても、他人を恨むな。
12月24日★ 欲(ほっ)して貧(むさぼ)らず。
意欲は大いに燃やすべきだが、ガツガツしてはならない。
12月25日★ 泰(ゆたか)にしておごらず。
ゆったりしていて、しかも傲慢ではない。
12月26日★ 威(い)にして猛(たけ)からず。
威厳はあるが、相手に威圧感は与えない。
12月27日★ 教えずして殺す、これを虐(ぎゃく)と言う。
人民を教えもしないでおいて、罪を犯したといって死刑にする。これは残酷である。
12月28日★ 戒(いまし)めずして成(な)るを視(み)る、これを暴(ごう)という。
指導せず、注意もしないでおいて、成果を上げることだけを迫る。これは横暴というものだ。
12月29日★ 令(れい)を慢(まん)にして期(き)を致(いた)す、これを賊(ぞく)という。
あやふやな命令を下しておきながら、急に期限を切ってやれという。これは理不尽である。
12月30日★ 等しく人に与(あた)うるに出内(すいとう)の吝(やぶさか)なる、これを有司(ゆうし)という。
どのみち出すべきなのに、けちけちしていて出し渋る。これを小役人根性という。
12月31日★ 命(めい)を知らざれば、もって君子たることなきなり。
天命ということをわきまえないようでは、君子とは言えない。
12月の「論語」の勉強は順調に進みましたか?。さあ!!来年も頑張りましょう!!
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